占星術におけるインターセプトについての解説。
ハウスカスプがどこかのサインが2つ以上で構成されていて、
ハウスカスプにヌケモレがあるサインがある状態を示します。
こうしたインターセプトがある人というのは
何かしらの才能が欠落したように感じることがある、と言われています。
後天的にその才能が大きく開花するので、
インターセプトしているサインとその惑星、感受点は大事ともされています。
もくじ
隠されたままだが、何らかの出来事で出てくるのがインターセプト

インターセプトされている感受点というのは過剰包装されて守られている、
などと表現されることもあります。
インターセプトされた状態で生まれてきたこと、
というのは何かしら意味があるのだと考えます。
その才能を出し惜しみする、出したくない、出されてしまうと困るような、そんな感じ?
インターセプトされていると、そうした状態が長年続いていて
何らかの才能が、どこかしら欠落したようにも感じるでしょう。
しかしずっと隠れたままではない。
これが出づらいが、なんかの拍子で出てくることも。
例えば人生において内省のような深堀をした時に出てきたり。
無理やり意識しながら使う体験がないと出てこないもの。
インターセプトは体験をしないとわかりづらいもの。
あるジャンルを「深くやっていこう」と思った時に出てくる感じ?
年齢でなく、何らかの転機。
発達年齢領域だとか、アスペクトだとかそういうところを絡めていくのです。
たとえば冥王星がインターセプトしたところにやって来たら
無理やりにでも意識せざるを得ない感じになるでしょう。
4ハウス海王星のインターセプト

私のネイタルを例にしますが、蟹座・山羊座がインターセプトしていて
乙女座・魚座が強調されています。
なので乙女座、魚座の性質が多重に強調されている感じですかね。
山羊座にある海王星、蟹座にあるパラスがインターセプトしていて。
独自の才能で掴み取ること(パラス)、夢を思い描いてその実現に向かって走る(海王星)
のようなことが昔から弱かったことになります。
思えば夢や理想を語ったことはあまりないかもしれません。
「社会においてこういう理想がある」というのが
山羊座海王星の示すところでしょうが。
土星や冥王星がトランジットでやってきて。
冥王星がトランジットでネイタル海王星に0度でやってきた時は理想を書き換えられたこと。
会社の新人の頃に「こういう仕事をしたい」と思い描いていたのだけども
それをさせてもらえない、その実力が足らない現実を叩きつけられ、
思想を軌道修正しなくてはならなかったこと。
その時に理想が大きく書きかわって、「とにかくこの社会で生きよう」と
現実主義路線に走ったのを覚えています。
土星がN海王星のところに来た時はどうだったか。
0度になった時期。
ちょうど身内の不幸があった時期でした。
海王星は「引退者」を示すので、そのことに対する試練(土星)なのかなと
今振り返って思います。
思い切り書き換えられる出来事、意識せざるを得ない出来事があったとすると
やはり大惑星のエネルギーの強さはあると思います。
総括

インターセプトした惑星、感受点は力を発揮しにくいもの。
「生きづらさ」を演出するものかもしれません、
しかしその自分の中の枠組みを取り払うこと、
自分が包み隠してしまった物を取り払うことで
大きく飛躍することができる可能性ができるところでもあります。
どんなテーマに対して自らを開いていくべきか?
という意味では大事なところと言えるでしょう。