トランジットリリスの影響考察。トランジット蠍座リリス振り返り。激しい感情の揺さぶりの果てに。

ブラックムーンリリスが2025年3月27日に蠍座リリスになりました。

リリスは9ヶ月単位でサインチェンジするため
およそ9年近くで12サイン全てを回ります。

「黒い月」という異名を持つリリスは自らの黒い感情の面、
知ってか知らずか、自分の感情の別の部分、物質化されない衝動ともされます。

トランジットでどんな影響があるか考察しました。

ブラックムーンリリスの示す自分の心の暗い面

ブラックムーンリリス

自分の暗い側面、対処する必要がありながら認めたくない側面がある、というような解釈。
その自分の改善すべき側面が他者を通して現れる、というような感じ。

他者は自分の鏡という極地のもので、
他者を通して自分の暗闇の側面に気づくという、そのくらい側面に対して自ら気づき
自分の中の暗い面の暴走を抑える、という動機があります。

こうした負の側面がケートゥ、つまりドラゴンテイルと共鳴し合うとも言われています。

リリスは月の通り道の中でも地球から一番遠い遠地点。
自分が気付きようがない自分の深い側面であると言えます。

また月と地球の関連が薄い場所であることから、母と子供の断絶点とも言われています。
母への想いが届かない、いつもうまくいかない、母と子供が相容れないポイントであると。

何かと難しい場所ですが、この感情を消化する、2度と起こさせないことで
女性性の解放がなされるとも言われています。

リリスが自分の感情の暗い面を他者を通して見せるのは
2度とその感情を味わせないための学び、とも言われているのです。

ケーススタディ・トランジット蠍座リリスについて

リリス

蠍座のリリスだと、何かと感情的なドラマに巻き込まれることがありうる傾向の様子。
そのことで瀬戸際に追い詰められるようなギリギリ感を生み出したり。
他者を敵対するほどドラマになるのは、それが自分で引き起こしてしまう。

そして自分が感情の激しさを求めていることに自分で気づけるかどうか。
そのことを乗り越えることで、集中して取り組む作業であるとか

他者に対して寄り添うというような人生もあり得るでしょう。

私の体験談では蠍座リリスが来ていた9年前を振り返ると、
究極のパワーを得てトランスフォームすることに執着していた自分がいました。

職場で上からこき使われる立場が気に入らない、
自分より上の権力の人間に押さえつけられる自体が嫌だ。

押さえつけられる、縛られることが何かと感情的に落ち着かなかったし
そのためにたくさんの抵抗をしてきました。

その一環で、会社員からフリーランスになって、
義務から解放されるようには多少はなったかもしれない。

しかしそれでも他者からの圧力が変わることはなかった。
そこから抜けるためにいろんな人に会いに行きました。

そのために一時期土日祝日が人で会う予定で埋まってしまったこともあったり。

私自身が蠍座にたくさん天体を持っていたので
そのことで多くのネイタル天体に刺激が加わったので
ジリ貧な感じになったのだと思っています。

当時の究極の力の象徴、変化変容の象徴だった起業塾に出会うまでの期間、リリスがそこにいました。
感情の振れ幅が激しいためか、それによって多額のお金も消えました。

そんな自分にならないための出来事が
たくさんあったのが当時だったんだろうと推察しました。

私の場合はネイタル2ハウスで運行していたのでお金の話が多かったですね。
投資話など、儲け話。

色んな人との関わりを通して自分がお金という価値観にこだわっている側面が
これでもかというほどぶつけられました。

そういう意味でも自分の心の闇というものでないかと思いました。

総括

蠍座リリス

リリスが影響ある間というのは暗い夜道、
暗い森を月の光を頼りに進んでいるような感じ。

危険な状態であるがその状態で旅をする。
自分の見たいもののために進んでいくが、そこで闇に囚われる。

リリスというのは自分が気づいていない黒い影の部分。
その道を進んでいる限りに絶対に気付かされる。

目指すべくが究極の道だとすれば、そうならんとすべく
アドバイザーが現れたように見えるが、往々にして闇を感じる話ばかり。

そうしたことに足を引っ張られることに、闇に引きずられない処方箋を学ぶ。

見方が変われば闇もまた変わる。
蠍座リリスは自分の感情の深みというものを、
闇の部分を学んでいくことが学び、ということでしょう。

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