海王星が夢を見させてきたり、
あるいはお酒というものに逃避させたりするのは
現実世界が何かと地獄にも等しい世界だからだろうか。
道を踏み外してしまう難しさもあり、
トランスサタニアンは扱うのが難しいと思うところがあります。
今回はつかみどころのない惑星である海王星について。
もくじ
海王星が「ケテル(王冠)」である謎」

カバラにおける生命の樹においては、公転周期の遅い順、
つまり地球から最も離れている惑星順に
セフィラに各惑星が割り当てられています。
カバラの流れでいうと海王星は名義的には一番上のケテル。
謎の多い世界ですね。
ケテルというのは自分の本質ですが、本質だからこそ「見えないもの」。
マルクートからケテル、
つまり地上にいる限りは自分が本当に何者かと言うのは、
深海の中を解明するのと同じくらい難しいのです。
海王星がケテルというのも頷ける話。
その霧のヴェールの中に真実が隠されている。
それがなんなのかわからないゆえに人は戸惑う。
しかしその霧の中にひた隠しにされたものの中に真実がある。
嘘や戸惑いを示す海王星ではあるが、それというのも、
嘘や欺瞞で見せたくない物を隠しているから。
ケテルを海王星とすると、そこから天王星、土星と巡り巡って
「人間の意志」に降りてくる形になっています。
冥王星から起源になった時代的な大きな変革の意志が、
海王星、天王星と少しずつ濾過されてきて、
月という私たちにわかりやすいところに降りてくるのです。
海王星で想像が膨らんで、天王星で想像を具体的行動に移す。
土星が人間の意志単位に流行とかを具体化してその範囲内で行わせようとする。
木星がその範囲内で社会全体に広げていく。
火星が獲得の意志を見せ、太陽でフィルタリングする。
そして金星で手に入れた物を磨き上げ、水星で手に入れたものの叡智を手にして、
月というところで何か感じるという形で降りてくる。
海王星というのはマルクートから一番遠いものでもあります。
一番遠いものばかり見させられているから「生きにくさ」
というのが生まれてくるのだと思っています。
トランスサタニアン全般がそうでしょうが、
「生きにくさ」を作る極致のものと思います。
逆にこれを乗り切ることがとても優れた人格を作るのでしょう。
海王星が絡むとケテル(王冠)としての自分を見させられる時期?

海王星の絡んだ時期は何かと迷いやすく、慎重さが求められる時期とされています。
ハードアスペクトならなおのこと夢に引っ張られやすい。
ソフトアスペクトも良さそうに見えるが、モノによっては結構辛いと思います。
私が一番海王星の影響を強く受けたのが起業塾時代。
あの当時はネイタルの月にトランジット海王星が120度を形成していました。
良さそうに見えるが、ゆるく夢を見させられる感じと言えば良いか。
月なので日常生活レベルで地に足つかない感じになる。
海王星は回遊が遅いので、その期間も長いです。
振り返ると、毎日夢を見ている感じでした。
会社で働いている時間が圧倒的に長かったのですが、
常に成功者としての自分を夢見ていました。
常にSNSで自分を良く見せることに努め、そのために会社で真面目に働けなかったし、
苦しんでいる自分を見れませんでした。
いつもケテル(王冠)の自分を夢見ていて、
マルクートの自分が見えていない。
常につま先足立ちしてたような感じでした。
現実を見るのが辛かったのは覚えています。
うまく行った自分を夢見てたので、常日頃から一足飛びに理想を見ていました。
理想を見て飛び立ちたい思いが強く、長期間の断食に挑戦し、
居眠りしてクビになったのもこの時期。
ケテルを見るのでなく、マルクートに何が起こっているか
認識しなければならなかった、というのが思い返されます。
総括

海王星はその名の通り海の星なので、海にまつわることも。
実際に深海の奥底は宇宙以上に解明されていないと言われていて、
可能性の果てしない世界というのが海にはあるということ。
深海の奥底に何があるかわからないように、海王星と言うのは、
つかみどころのない謎なのです。
しかし海王星は「救済」「慈悲」を示すということで、
夢を見せることが「救済行為」となると「王冠」でもあるし、
本質的な生き方が何か、というのを夢見させるのかもしれません。