月の様相は3日で1つのサインが変わるのもあって
人というのは「月」に感情が左右されるもの。
日常生活に彩りを加えてみたくなったり、
あるいはしめやかに過ごしたいとかもあるかもしれない、
それくらい日々感情というのはコロコロ変わるものです。
占星術において「月」というのは自分の日常生活とか感情を示す。
これらは月の月相のように移り変わるもので
ゆえに時折不安定にも感じることもあるでしょう。
もくじ
「月」は自らの生活の基盤(イェソド)

月は自分の心地よいところを表す場所でもあります。
戻ってくる場所を意味するので、ここがカチッとハマっているのが望ましい。
生命の樹で言うと「イェソド(基盤)」に位置するのが「月」です。
自らの生活の基盤でもあり、自らが戻ってくる落ち着いた感情の場所。
家にいると落ち着くように、落ち着けるところが人によりけり。
落ち着く場所が似たり寄ったりでないと
パートナーシップというのはなかなかきつい部分があったり。
大元の落ち着くべき感情はサインによって違いますが
毎日の感情は月の場所が異なるので、日々違ったりします。
いずれにせよ、月がどういう時に生まれたかによっても自分の性格の基盤が異なります。
新月に近づく月ほど闇に対して対峙するエネルギーが強く、
満月に近づくほど光のエネルギーが強くなる感じ。
私は新月になる直前くらいに産まれて、
尚且つ月星座がディグニティ的に影響力を発揮しづらい蠍座なので、
自他ともに、自分の性格をダウナーな傾向で見られることもしばしばでした。
射手座が強いので地で言えばガサツでありながら明るいのかもしれないが。
トランジットの「月」に応じて引き出されるネイタルチャートの惑星

一般的に新月や満月の過ごし方として、
そのサインに準じたことをすると心地よくなるとされます。
牡牛座なら五感を味わって手触りのいいものに触れたり、何かを食べたりすること。
射手座なら海外の文化とか、神棚に触れたり。
心地よさに触れることで自らにツキを引き寄せるなんて話もありました。
まぁ実際にその通りで、この世界のものは黄道十二宮のどれかでできているわけですから。
そんなわけで、月が28日で全12星座一周してくるように、
感情というのはその日その日で変わります。
だから毎日同じ気分なんて、ありえない。
今日だけは怒るな心配すな、、の五戒じゃないですが。
トランジットで月がくると、ネイタルの惑星に応じて影響も生まれるでしょう。
急にやる気が出る、自分が熱意を傾けたいことを頑張る(月ー火星)
会社の仕事みたいに責任を持ってやるべきこと(月ー土星)
強権支配、感情の奔流に向き合う、やるべきことに対して徹底した対応(月ー冥王星)
と言った具合に。
自分が持つネイタルチャートの惑星の何かが、
まるで今まで眠っていた資質が月によって呼び起こされたかのように
呼応して、活動力を上げていきます。
ある新月図においての事案。

「月」の話題のようでいて、少し逸れる話をします。
ある新月図を見た時のこと。
新月図のマップを改めて見ると、例えば冥王星の動きであれば
政治家などの強力な権力者が何か作業をするとか、
そういうのが透けて見るのが分かったことがありました。
例えば2024/12/01の新月であれば
冥王星ラインが少し前に大きな地震の起きた石川の方を通っていたり。
MCなので「公的義務」「社会のためにやらねばならない事案」という感じでしょうか。
そういう見方になると、新月の前に起こることを
予測するというのに役立てられるのでないかと思ったりもしました。
こういう見方ができれば、何かしら大きな出来事があると言われた後の月相、
例えば2025年7月5日以降の月相を見てみて
マップでどういう動きになるか見てみたり。
月の動きと言うのは事後ではあるが
その時々の様相が窺えるものだなと改めて思ったのが2024年の射手座新月図。
総括

月が「感情」なので、ネイタルのそれぞれの惑星のところに
0度(コンジャンクション)するタイミングになって
それまで気にも留めなかったもの、
これまでみていなかったものに感情として向き合わされるというところだったり。
月というのはとても複雑なものです。
自分が持つ他の惑星を出力する装置でもあったり、
自分でない側面を主張している部分も多いわけなので。
この「月」を読み解くのが難しいですが、
ここを読み解ければ、自分のことがスムーズに見えてくるでしょう。