インフルエンザのように病気でれば海王星、
もしくはキロンとハードアスペクトかと想像します。
海王星は言わずもがな「病気」を示すし、キロンは「医療」の星であるため。
山羊座冥王星終わり際に地の時代のものが終わりを告げるラッシュがあったように
海王星が魚座終わり際になるところで、
これまで隠されていた都合の悪かったものが噴出してきたり、
あるいはこれでもかというくらい病があらわになるかもと思います。
海王星というと「病気」とか「中毒」「迷い」といったものを示唆します。
あまり前向きな意味合いが見えない海王星に
なぜ「救済」の意味合いがあるのか。
今回は海王星が何故「救済」の星なのか考察を行います。
もくじ
海王星が示す「救済」の落とし所。

土星、海王星が魚座と最後の星座にいるので、
インフルなどが猛威を振るうかもわからない2025年初頭。
せっかく頑張って生活したのに、病でダウンしてしまって
動けなくなり、一時休息を余儀なくされてしまう。
病にかかるものの、その原因が何なのかわからない。
海王星が示すのは「病」「幻惑」でもあり「夢」「理想」でもあります。
頭痛になったりすると、まるで幻惑をさせられたような感じになる。
現実と理想の境目を曖昧にさせるのは病も夢も同じと言うことか。
海王星は幻惑となんだか「人間」からすると気味悪がられる感じですが、
海王星は医療であるとかスピリチュアル、奉仕など
「癒し」の惑星であることも忘れてはならないところでもある。
「病気」というと一見すると「癒し」と真逆なもので、
「病気」を治すために「癒し」が必要とするので
どちらも海王星、ということになるのでしょうが
病気の主な原因というのは心身の疲労の蓄積からくるもの、とされています。
肉体疲労の限界で免疫が弱まって、そのアキレス腱をつくかのように病に冒される。
現代人は常日頃から忙しい日常を送っています。
息つく暇もないくらいタスクをこなしていて
日常に忙殺されている。
夜更かしをしたり、短眠する現代人も少なくないでしょう。
タスクに追われる生活の連続で、疲労を溜め込んでしまいます。
本来は休みたくて仕方ないのに、現実世界では「責任」があるので
なかなかタスクを手放すことが出来ない。
もう悲鳴をあげているであろう心身に対して「病気」
というものが休む口実を与えるかのように忍び寄ってきて、
そして病気を患うことになってしまう。
こうして身体を動かすのが辛いほどの熱などが発生して
行動停止を余儀なくされます。
病は強制的に肉体活動を停止させようとするが、
そのおかげで身体を休める機会を得られたとも言えます。
「人間」と「神」の視点の違い。神々がもたらす「救済」

海王星は「救済」をもたらすイエスキリストの惑星と言われています。
「人間」的な観点で見ると海王星というのはマレフィックで
それが病気をもたらしたり、あるいはダミー情報、詐欺、
海難とあまり良いイメージが湧かないのかもしれない。
2025、2026年までの魚座海王星だったら嘘が明らかになったり、
嘘で嘘を重ねたりと、嘘がフォーカスされる、
あるいは病に病を重ねるようなこともあるかもしれない。
新種の病続きで、何かと病に悩まされる人類。
同時に、天界の扉が開くことで、類い稀なる慈悲も生まれるでしょうが。
良いところで見れば、理想とするところが平和的世界であれば、
平和とは全く程遠い鉄拳制裁やパワハラ文化のおかしさが
明るみになるなどの浄化はあるかもしれない。
あくまで「人間」的な視点で見るとそうで
「神々」や「宇宙」の意志として海王星を見るとどうだろう?
より俯瞰的な視点で見れば、
この世界で肉体活動していることが1番の苦難とも言えるかもしれない。
誰もがみな五体満足で生まれているわけでもなく、
中には苦難の連続とも言える生命活動を行う生物もいる。
生まれながらにして四肢のどれかが欠損したり、
あるいは品種改良の末に異形の姿となり、生命活動に不都合な生物…。
「神々」的視点で見ると、そういったものは病で強制停止させること、
一抹の夢すら与えることが「救済」とも言えるかもしれない。
たとえそれが、永遠の眠りをもたらしたとしても…。
木星は「慈悲」、海王星は「救済」というのが主だった意味になりますが、
何を持って「慈悲」「救済」と言うのかで言えば
「人間」的観点で語れない部分もあります。
より俯瞰した形而上学的視点でないと真意を語るのは難しい部分もあるかと。
事故や怪我があるが、神的視点からは、それすらも救済措置と取れるのだろうか?
「人間」と「神々」とで価値観が相容れない部分があります。
総括

肉体人生を歩むにおいて、様々な責務を負ったり、
その積み重ねで負担も大きいもの。
ある意味それが想像を絶するもので、
時に現実世界を何が何でも忘れさせてほしい、
救いを求める「人間の意志」というものがあります。
その責務、重荷から解放するための「救済」をもたらすのが海王星。
アルコールなどの現実逃避と思えることで
重荷に対しての悩みを曖昧にしてしまうことでしょう。
どんな形であれ重荷であり、実は心の底で助けを求めていたとしたら。
そう考えると「救済」という思想というのは割とよく出来た考え方と思います。