火星というのは戦いを司る原理。
太古の昔より火星は「凶星」として知られていたので
一見するとかなり忌避されがちであるが、
人生において生きる上では無視できない惑星です。
世の中に「理不尽」というものは存在するし
生きるためには何かを「獲得」しなければならない、
そのために火星の示す「熱意」が必要だから。
もくじ
男性原理の偏りが生み出した社会問題
火星とは男性原理を示す惑星。
火星原理は戦いだとか勝敗を決めることであったり
必然と戦いの中に身を置くことになるのを連想させます。
現代においては男性性、女性性のアンバランスさが問題視されています。
おそらくそれが、火星が忌避される所以の一つでないかと考えます。
現代社会では男性原理が蔓延る世界と言われています。
会社とかの組織体も土星で、これも男性原理の格差社会を生み出しています。
社会においては、土星の作った格差を産んだ名誉を求めて闘うために火星が使われます。
ビジネスで結果を出そうとしたり、結果至上主義で弱いものを押し出したり。
男性原理が極度すぎてバランスが悪過ぎるので、
社会ではブラック企業でのパワハラなど、様々な問題が起きています。
惑星エネルギーの偏りが、
この歪な社会の構図というのを生み出したということもあって、
火星は忌避されることも多いのでないでしょうか。
戦う意志があるなしに関わらず使わされる火星原理
私自身火星が天秤座でディグニティ的に得意でない惑星、
尚且つ火星とのアスペクトの絡みがないので
昔から火星の運用が下手くそでした。
男性なのに火星原理が苦手というのもおかしな話かもしれないが、
そういうのが苦手な人もいる、ということで。
そのためか、外的要因で火星を使わされるケースが多かったのです。
火星のノーアスペクトだと火力のぶつけ場所がないので、
例えば火星が尖った方向に使われる不良に絡まれたりしがちだと言われています。
思えば私もそういうケースに少なからず遭遇してきました。
普段から火星を使わないと、何らかの要因で使わされる、というのが惑星の原理。
「とばっちり」と思われることに巻き込まれることだってあるんです。
現代では競争を意識させない教育も流行っていますが
火星を使うのを避けていたら、相容れない親であるとか、
結局どこかで火星を使わされる、というのが想像されます。
火星を使わされる要因としては大体は人間関係が多いのでないか。
火星で特段アスペクトがないとやる気の向けどころが普段から無いようなものだから
身体を動かすというのを意識的にやることがお勧めされます。
火星が示すのはスポーツなので、例えば何らかスポーツをやっておくと良いでしょう。
勝ちにいくという執念が強いほど成長を引き寄せるもの。
火星を育てるには戦える場所を用意すること。
土星のルールの範囲内で火星を行使すれば良い。
人に危害を加えたらそれはいけないことだし、
他人を持ち上げたり後押ししたりすれば、それは返ってくる。
危害を加えたり選択の自由を力で奪ったりしないこと。
戦って勝つ、それは間違いないのだが、手段は選ぶべきこと。
土星の範疇で火星を使う、道徳に反さずに火星をコントロールすることが
火星期などには求められます。
総括
火星ということは勝ち取るための活動をしなければならないということ。
やる気のあり方でもあるので。どんなことにおいてもやる気は必要不可欠。
絡まれたり理不尽を弾き返すにも火星のパワーは必要。
スポーツにおいては必要な惑星で、
勝ちにいく執念とか振り絞らないと、勝てるものも勝てないから。
しかし大体は勝負事を避けて自分の火星を使わず
スポーツ観戦とか誰かが使う火星に委ねようとする。
誰かの火星のぶつかり合いを眺めるだけでは、自分の火星は伸び悩む。
火星は決して悪いことばかりでないし、
火星の悪い面だけ見て目を瞑らないことが大事。
自らが欲しいもののために火星を使うこと。