2018年5月から入った牡牛座天王星がもたらしたと思われる革新。「五感」にまつわるジャンルに意識改革をもたらす。

天王星がもたらすのは意識の変革。
ある分野に関してこれまでの常識とは打って変えたような才能を寄与します。

この惑星が強調されていたり、あるいはトランジットで来ると
そのサイン、ハウスにまつわる事柄に新たな風を吹き込む、変革を行う、
新たな意識を目覚めさせる、と言ったことが行われるでしょう。

固く閉ざされた世界に新たな「風」を吹き込む天王星が
牡牛座にきた時の影響について改めて勘案。

牡牛座天王星の動き

天王星

天王星は2018年5月16日 0時17分58秒から牡牛座にサインチェンジ。
そこから順行逆行を繰り返してしばらくは牡羊座、牡牛座を往来します。

本格的に牡牛座で運行し始めたのは
2019年5月6日 17時28分27秒以降のこと。

これが次に双子座に入るのが2025年7月7日 11時19分29秒のことです。
天王星は大体7、8年くらいは同じサインに留まります。

この歳月をかけて、そのサイン、ハウスにまつわる事柄に対して
意識的な変革を促していきます。

エッセンシャルディグニティ的には
保守的で手放したくない性質の牡牛座に
「分離」の性質を持つ天王星は相性が悪いとされています。

牡牛座と言えば「五感」にまつわるサインです。
牡羊座で生まれたアイデアを形にする、
「五感」というものを使って愉しめるというフェーズが牡牛座のフェーズとなります。

何かとクリエイティブな動きに影響がある、というのは考えられるところ。

牡牛座のルーラーが金星であることから
食文化であったり、あるいは音楽、芸術、そういった分野でしょうか。

天王星の「分離」にまつわると思われるムーブメント

天王星

天王星が牡牛座に来たと言って
何も全てが私たち「人間」にとって良い方向に革新、改革させる、
と言った方向にマネジメントされるわけでありません。

天王星が「分離」という性質を持つ惑星であることから
牡牛座の物質的なところにまつわる分野で欠損してしまう可能性があります。

かつての牡牛座天王星時代においても「食糧危機」なるものもありました。
どの時代でも食料の欠損はありますが
この牡牛座天王星の7、8年でも「米が売ってない」
「農作物が高騰した」と言ったことは起こっているでしょう。

どうも、この辺りは天王星逆行も絡んでいる気がしますが…。

牡牛座天王星がもたらした「革新」と思われるムーブメント

牡牛座天王星

天王星と言えばテクノロジーの惑星でもあります。
これを使って五感にまつわるアイテム、文化の「革新」が進んだとも考えます。

生成 AI。
鬼滅、推しの子ブーム。

ITを活用した農業、エトセトラ。
芸術や美的感覚についても価値観が変わったと考えても良いでしょう。

サブカルを一つの芸術として浸透させる、と言った具合のもそうかも。
この時代になってアニメやゲームのラッピング電車であるとか鬼滅ブームとかもそう。

サブカル的なのが日の目を見ることなかった時代を知る身としては
世間に対するサブカルに対しての価値観が変わったように思えます。
芸術に関しては自由な表現増えて、サブカルに関する見る目も変わったのかな。

五感にまつわるテクノロジーで新たな生産も。

ITで農業を変えるプロジェクト推進しているIT企業を知っているので分かりますが
農業の在り方も少しずつ変わったなと考えます。

オートメーション化したほうが良いとか、
農業で一つの事業にしたほうが良いのでないかという思想が生まれたり。

ドローンが農業で活用され、農薬散布を効率良くして減農薬するムーブメントも。

生成AIといい、五感を楽しむレベルの「もの」を作ることに関することは
ことごとく何かしらテコ入れが入っていると感じますね。
AIにしても農業のハイテク化にしても「五感」のテコ入れに他ならないと考えます。

総括

天王星

天王星がトランジットで動くということは
その指し示すハウスとかサインに関しての革命意識、
これまでにない考え方や行動を促すもの。

唐突な事故のように今まで堅持していたパターンが
何か突然に起きたことのために
変えざるを得ない、ということもあるでしょう。

これまでにない新たな価値観を見出し、それを創出する。
こうした才能を「天性の才能」とも言いますね。

これまでの価値観からものを見ないので、
ある種、神がかった才能とも言えるものが供与されること。

天王星は「神の叡智を持つ惑星」ということでしょう。
その天性の才能を持って新たな時代を切り拓くのが天王星。

予定調和を壊すので良いことばかりでないですが
安定性を堅持する土星の世界に新風を巻き起こさんと
凝り固まった時代に先見性というものをもたらすものなのです。

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