カルミネートとしてあげられる惑星に関しては
その惑星の機能が後年にならないと十分発揮できない印象。
木星だとどちらかというと義務が多く鬱屈気味だったり、
冥王星だと決めきれず悩むことが多かったり。
MCなので、社会的使命として「苦手なこと」をやらせる傾向がありますね。
土星においては責任的立場になりうることも考えられますが
同時に努力や忍耐も要されるところであるでしょう。
9ハウス土星だと自身の信念を持つことが難しそうか。
もくじ
ストイックな努力の末に得られた社会的地位

大谷選手のホロスコープで、ロサンゼルスにリロケートすると
カルミネートがちょうど土星になるようなところにいます。
エンゼルス、ドジャースともに、場所的にはロサンゼルス。
10年契約で総額7億ドル(1015億円)の契約を交わしたことで大きく取り上げられました。
土星という忍耐、努力を求められ、そこに責任までも伴う惑星。
アメリカに来てからの大谷選手の功績としては周知の通り。
土星カルミネートを活かした最大の好例と言えるかもしれません。
責任を持つことの難しさを感じさせる9ハウス土星

と言って、土星をカルミネートに持ったからといって
誰もが責任の重さに耐えられたり、
あるいはストイックな人生を送ろうとすることは良しとしない。
仕事において責任の重さに耐えかねたり、楽な方に逃れたい、
アスペクト次第ですが往々にしてあると思います。
私の知っている方で9ハウス土星の方がいらっしゃいますが
9ハウス土星というのは、自分の信念に
強く自信を持ちにくい傾向が伺えます。
ことあるごとに尊崇する年長者の意見を持ち出して尊重する。
自信を持てない裏返しか、パワフルな年長者の意見をありがたがる。
尊崇する年長者のように自分でも引っ張っていきたいが
信念に強い裏付けをもてず、責任を投げがち。
一つのプロジェクトを「やろう」と言うものの
スタートしてみたら、どこか投げがち。
責任を持ってやるのが苦手。
しかしそこは、本来は乗り越えねばならないところ。
自分の信念に自信を持てるように、尊崇する年長者の信念を乗り越えて
自分の信念を持たならねばならない。
総括

自分の人生に、自分の行いに関して責任を持つというのは
言われてみれば当たり前のようでいて
言われた以上に難しいこと。
一見投げ出したくもなる葛藤を乗り越えて
自らの信念を持ち、誰かの教師になる、
ということが、土星がMCに来る人に求められているのかもしれません。