プログレスの月が上半球にある間はデビューシーズンとされていて
およそ14年は続くものです。下半球にいる間は下積みのような感じで、
なかなか社会に出張ることもないと。
地下世界にいた間はずっと力を蓄えてきたということ。
個人都合で示される世界が、プログレスチャートが示すもの。
現状のステータスでどこにいるのかという確認、
イベントごとでどのように立ち回るか、というのはプログレスの月が示すでしょう。
もくじ
上半球と下半球におけるプログレスの月の流れ

1ハウスでプロジェクトをスタートし、2ハウスで始めたことの具象化と資金化するための活動。
3ハウスで新たな勉強や職能の再訓練、4ハウスで自分の戻る場所を作る。
5ハウスで自分の楽しさ、表現ということに力を使い、
6ハウスで自己表現に必要な単価を得るための労働をしたり、新たな習慣を形作る。
6ハウスまでの世界で仕事での力を蓄え、
外に出るに十分な力量が現れたら、7ハウスにて他者と出会い、自分の世界を広げる。
8ハウスはどこかのコミュニティに属し、時には縛られ、そことの関わりで力を蓄える。
9ハウスはコミュニティや関わりから一歩飛び出し、自由な感性で新たな哲学や思想を探る。
10ハウスに近づくにつれ、仕事での野心が強まり、人生の方向性に焦点を当てる。
11ハウスは社会から離れたコミュニティでのつながりから恩恵を受ける。
12ハウスは次なる世界の準備のために、自分にとって重要なことを舞台裏で取り組むこと。
そして12ハウスまで一周したら、また1ハウスに戻って、
新たなプロジェクトをスタートアップしていきます。
先述のようにプログレスの月が1〜6ハウスまでの世界にある時期は
社会に台頭する前に、自分の地力をつける時期。
どういうアイデンティティを持って、何を必要なアイテム、職能とするか。
戻る場所をどうして、何を楽しめる人間なのか。
そうした要素を構成した後に、社会にデビューする、というような流れでしょう。
プログレス月の流れ

私がワークショップなどでその人の個人事情を見るときは
プログレスの流れを見ていたりします。
思った以上に当てはまるので、やはりプログレス月は
その人のライフステージを指しているのでしょう。
他者で見る前は自分で検証していました。
そろそろプログレスの月が8ハウスという
窮屈とされる領域にもうそろそろ入ろうとしており、
これは特定の共同体との活動を余儀なくされたりすること。
P月8ハウスは変革期で、古いものを捨てて新しいものを引き寄せるべき時期で、
物質的なものにとらわれない価値観を掘り下げていくであろうタイミング。
死生観や形而上学、物理学などのテーマ。
死と生の部屋であることから身近な人を無くすことや、
新たな生のために古いものを捨てることも考えられます。
次来るシーズンがどういうものか想定するために、過去はどういうシーズンだったか、
思い起こすには過去の思い出を掘り下げることが大事で、
それさえ思い出せばどんなシーズンがだいたい想像がつく。
その当時は中学時代で、小学校時代の古い友人との関係性を手放して
新たな段階に行かねばならなかった、ある種辛い時期。
大きな価値観の変動がありました。
自分の経験値からも、P月が下半球のフェーズだった頃の解釈で、
デビュー前の「下積み時代」というのは認識として合っています。
思えば起業塾にいて失敗して、そして起業塾を辞めて
何もかもを投げ出して1人になったのもこのシーズンで
この間は何かで台頭するとかそういう気配が微塵もありませんでした。
時に人を遠ざけたりして、自らの疲労回復を図ることもありました。
まあそういう時期があったからこその今があるのだと。
起業塾辞めて、人と全く会わない流れになったのも、
プログレスの月が地下世界にいたからこそ、
ライフステージが表に出ることがないからだったのでしょう。
総括

P月は自分の生活の関心、現状の立ち位置、興味関心事項の移ろいが
2、3年で行われることを示します。
1ハウスから始まり、やがて社会的集団の場で力量を発揮し、
外から社会を見て、そして世俗を離れて、新たな始まりに向けて
余計なことをそぎ落としていくことに集中する。
自分が関心ある事項が何で、現状に対してどう対処するか。
現世において、生きることとは探究の旅そのものですね。