2018年〜2025年における牡牛座天王星時代の特徴

牡牛座天王星時代は2025年7月7日まで続きます。
現代においてさまざまな変化変容が起きていますね。

土星以降の天体は周期が遅く、
それほどパーソナルに影響を与えることはないとされますが 
どこまでが牡牛座天王星の影響なんだろう?

牡牛座天王星について

牡牛座天王星

天王星の性質は「変革」をもたらします。
また「テクノロジー」「革命」「人道主義」「天災(主に地震)」といった意味もあります。

急な展開で事故や天災が起こりうることもあるため
占星術においてはマレフィック(凶星)とも言われます。

牡牛座の性質は「所有」。金星がルーラーで、
芸術であったり、物質で美や富を表現することもある星座です。
予定調和を好む性質があるためか、天王星にとっては居心地が悪い星座でもあります。

天王星にとって牡牛座は本来の力を十分発揮するに足らないので
性質の発揮には後天的になりうると考えられます。

天王星の時代としては7、8年で1サイン運行します。
その間にいくつか時代について変容が起こりうる。

天王星なのでテクノロジーの進歩であったり、あるいは天変地異、
そのサインが示すジャンルでの唐突な変更、そう言ったことが考えられます。

牡牛座天王星の解釈。
牡牛座天王星は負けん気が強く強情な性格。静かな生活環境を通して変化を求めたがり
突発的に感情が暴発することもあるようです。第三者の安定を乱しても意に介さぬような
単独行動を取りやすいタイプ。性的には男女区別ない傾向があるようです。
この世代の人たちは新しい社会のあり方を追求する粘り強さを持った世代。
突如として人類史上において類を見ない資源が注目されることもあるでしょう。

何かしら新しい資源の発掘、かと思えば物質的な困窮を見せたり。
物質的なところでブームが起きたり急変が起きたり、
というのがこの時代の特徴になるのではと思います。

天王星においては「変化」を意味する星。
突発的に起きる事、変化変革。

最新テクノロジーを示すのもこの天王星です。
あまりにも突発的すぎるので、「事故」という形で出たり
あるいは地震といった「天災」という形だったり。

天王星は火星、土星と並んで凶星(マレフィック)とされています。
天王星といえば地震や予期せぬトラブルを連想しやすいので
一般的にはなかなかいいイメージが湧きにくいかもしれません。

しかし予期せぬトラブルを通して、
これまでの当たり前である何かを変えねばならない事に気づくはず。
防災が雑であれば、防災の仕組みを見直さねばならない。

現状の不便さをテクノロジーで解決したい。
必要に応じて「変化」は迫られます。

事実、天王星において示される「テクノロジー」においては
人々の暮らしをより近代的な方向に「変化」させてきた歴史があるはず。

牡牛座は芸術や美術、富、所有の星。
そこにどんな変革をもたらすのでしょうか。

牡牛座天王星時代の過去

天王星

かつては1934年6月7日〜1941年8月7日が牡牛座天王星時代でした。
この頃になると第二次世界大戦になって、
芸術における表現も規制されたり大変な時代になっています。

1934年6月7日
日比谷公会堂で藤原歌劇団第1回公演(「ラ・ボエーム」)
ラ・ボエームはジャコモ・プッチーニが作曲したオペラ。
90年近く歴史の続く藤原歌劇団の、記念すべき第1回公演。

1934年6月25日
築地本願寺設立

1935年1月25日
宝塚大劇場焼失

1935年2月10日
築地市場開場

1935年6月1日
鉄道省が女性車掌を初採用

1935年8月1日
警視庁で無線自動車が登場

1935年11月26日
日本ペンクラブ創立
創作活動やジャーナリストなどによって組織され、言論の自由、表現の自由、出版の自由の擁護と
文化の国際的交流の増進を目的とする団体。

1936年1月13日
日劇ダンシングチームの初公演

1936年1月27日
シャリアピン独唱会が日比谷公会堂で行われる。

1937年4月28日
第1回文化勲章授与式。本多光太郎、幸田露伴らが選出される。

1937年
ハンス・クレブスがクエン酸回路を発見

1938年6月30日
不二家設立

1939年4月1日
日本で電気庁設置

1939年9月
第二次世界大戦勃発

1939年12月15日
映画「風と共に去りぬ」の封切り

1939年12月26日
トルコでM8.0の大地震、死者33000名ほど

1940年2月12日
津田左右吉の「神代史の研究」など発禁

1940年3月28日
敵性語追放 芸能人のふざけた芸名の禁止

1940年8月1日
「贅沢は敵だ!」運動。食堂や料亭などでの米食禁止

1940年8月20日
大日本農民組合解散

1941年7月1日
山陰合同銀行設立

1941年8月1日
アメリカが、石油の対日輸出全面禁止

恣意のまま、牡牛座の「所有」「芸術」に関わりそうな分野や、
天王星の「天変地異」「変化」「テクノロジー」にまつわりそうなところを見てみました。

こうしてみると現代にも運営されている不二家設立であったり、
有名な「風と共に去りぬ」の封切り、様々な芸術活動の進歩も見せながらも、
いよいよと第二次世界大戦の世の中になり、国民から金を取り上げたり、
国民が贅沢をできない世の中となっていきました。

テクノロジーで暮らしが少しずつ進歩する一方、
そのテクノロジーが戦争にも使われる時代背景であります。

戦時中とあって芸術活動にも大きな制限、監視が敷かれるようになって
これまで通りいかない事態になったのが時代背景からも窺えます。

文化的な進歩を見せながら、戦時中の世の中になり
敵国の文化を廃す動きを見せるなど
これまで当たり前と思っていた行動を切り替えざるを得なくなったり。

現代では大戦規模にはなっていないですが、
コロナ禍になったことによって行動様式が大きく変わり
文化的な活動も、コンサートの人数制限や感染症予防対策など
これまで通りといかない事態になった、という共通点があります。

またトルコですが、この時代にも大地震があったのですね…。

2018年〜2025年での流れ

天王星

現代を振り返るとデジャヴを感じるような出来事も。

・コロナ禍によって緊急事態宣言になり、外出制限が課される。
これによって「巣篭もり需要」と呼ばれる需要が増える。
アーティスト業界は実際にファンに触れ合う以外のアプローチを検討することになった。

・コロナ禍によってコンサートの入場、開場制限。前代未聞の事態で一時期客足が遠のく。
・アニメやゲームのラッピング電車。
・VR技術の発展化。
・声優アイドル化が加速化
・声優が子供たちの憧れの職業になる
→これまで「裏方」の職業に見られていた声優業の拡大。

・Vtuberも牡牛座天王星の影響と言えばそうかもしれない。

・トルコの大地震
前回は1939年12月26日
トルコでM8.0の大地震、死者33000名ほどだった。

今回もそれに匹敵するほどの大規模なもの。
この地震によってボランティアで支援する国の「所有」する資産や食糧を支援

ざっと思いつく影響は

考えられること
・「所有」にまつわることを天変地異で崩される。
例えば地震やクーデターで食糧保有の蔵が壊滅し、食糧危機に陥るなど。

・戦争で食糧や財政を使う事態になり、国民への搾取も増える。

・芸術界においての新風を巻き起こす出来事。

・芸術、美の表現において性差をこえた表現技法がなされる。

・テクノロジーにおいては畜産や農業の発展に寄与する。

このようなところですが、この間にどのようなことが起きたでしょうか。

牡牛座なので飢饉のような農作物の不足など。
前々からあったでしょうけど、

今では畜産において鳥インフルや豚熱など。

牡牛座の示す芸術と、天王星の示す変転性。
鬼滅ブームであちこちで鬼滅アイテムを持ち歩く人を見かけた時期がありました。

鬼滅が流行ったと同時に、風で流布するが如くに爆発的に流行りました。

ドラゴンクエストなどのゲームBGMが東京オリンピックで流れたのも記憶に新しい。

鬼滅ブーム、ゲームやアニメのラッピング電車。
物質的な困窮、サブカルの台頭。
これらは牡牛座天王星によるものでしょう。

サブカルに関しては鬼滅ブームみたく、芸術が広く認められたことが挙げられます。
あとはAIでしょうか。天王星が示すテクノロジーに、牡牛座における芸術の進歩。

単語を打てば簡単に画像を作ってくれる。
技術の進歩は凄まじいもので、言葉一つで手軽に画像を作れる時代は

ちょっと前では考えられませんでしたね。
どの時代の人が見ても素晴らしい絵画もあれば
一方で受け入れられない作風もある。

私たちはこの牡牛座天王星時代で、どんな「美」「芸術」を描いているでしょうか。

総括

天王星

流通やテクノロジーの変転性が著しいであろう双子座天王星時代がもうすぐやってきます。

牡牛座の示す芸術や物質的なところで
考え方やテクノロジーの変化が著しいと感じる牡牛座天王星時代。

どこまで変転性を見せていくか。
次の時代に備えて少しずつ牡牛座が示す部分の変転性も
いよいよクライマックスというところでしょうか。

突発的に起きる出来事をどれだけ乗り切るか。
地力を蓄え、たくましくならねばなりません。

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