2023年においては3月8日に土星が魚座に、3月24日から冥王星が水瓶座へと
大惑星がそれぞれサインチェンジしたのは記憶に新しいでしょう。
土星は2.5〜3年周期、冥王星は20年周期で次のサイン(星座)に移ります。
土星以降の天体は周期が遅くなっていくため
土星以降のトランスサタニアンのサインチェンジは
よく時代の転換点と言われています。
トランスサタニアンのサインチェンジについては
占星術界では世相レベルで大きなエネルギーが動く、と言われています。
土星のサインチェンジでも時代的に大きく切り替わるものですが
土星に加えて一番運航が遅い冥王星のサインチェンジという歴史的事態も相まって
2023年は惑星的に大きく動いた年でしたね。
本格的に水瓶座冥王星になるのは2024年11月20日以降。
2023年の間は冥王星の一進一退が続きましたが
2024年11月20日以降20年近くずっと、冥王星は水瓶座を運行します。
そして土星が魚座に入ったことで
土星の作る現実を、魚座の空想性が溶かそうとする、
これまた2つの相反する要素が立ち込める時期。
霧の中にいて現実を見据える、複雑な感じがします。
土星にしても冥王星にしても、変化変容を促すもの。
その影響で、自分に不要なものを削ぎ落として必要なものだけ残す。
時代にそぐわぬものが削がれてきた流れもあったことでしょう。
2023年の3月以降、時代が大きく動き出しました。
ここを境目に落ち着きのない方も増えたのでは。
もくじ
水瓶座土星時代から魚座土星時代へ

2023年の3月8日から水瓶座土星から魚座土星へサインチェンジしました。
水瓶座と言えばサブルーラーが土星なので
土星が力を発揮するサインとなります。
そのため一つ前の水瓶座土星時代というのは
何かが重くのしかかり、その中でも変わることを迫られた、そんな3年間だったのでないかと。
水瓶座から魚座に移ることで、魚座のつかみどころのなさ、ともすればゆるさで
土星の重みが和らいでいくように感じられた方も
もしかしたらいらっしゃるのでないでしょうか。
水瓶座土星によって、革新的、奇抜な流れに持ち込むまでに
基盤を整えることになっていたことで
ここからせき止められたかのようなテクノロジーや革新的流れが少しずつあらわになってきましたね。
AI機能であったり、あるいはテレワーク。
土星ということでサインの示す要素に制限をかける役割もありつつ
そのサインの示す事柄の基盤のレベル上げを、期間中に促すので、転換期とも言えるでしょう。
そして土星が抜けてひと段落したあたりで、
例えばこれまで研究していたテクノロジーの革新的進化とか
水瓶座サインの示す事柄の成果を出せるのでは、と見ていました。
2023年以前もあったかもしれませんが、
代表的なのはAI技術が台頭してきた流れもそうでしょう。
これまで絵を描けるのは技量のある人の専売特許であったが
単語を活用するだけで優れたイラストを構築できる、画期的な世界。
後述する水瓶座冥王星によってさらに加速度的に
テクノロジーがこれまでの不便さを解消させる、といった流れも組まれてゆくでしょう。
さて、土星においては魚座にサインチェンジした影響があるとすると
医療やスピリチュアル、あるいは海にまつわる事案について「制限」や「束縛」をかけられる、
その中で古い時代のものの思想があらわになって
「新たなルールに変えるための束縛」といったことが考えられます。
魚座サインが示すものに関しては過渡期を迎えており「メンテナンス」の時期がやってきたということ。
医療においてはコロナや新たな病原菌が流行していること、
漁業においての苦難については、2024年1月1日の能登半島震災で
漁船が出せないくらい地形が変わった事案が記憶に新しいでしょう。
魚座サインの分野で、これまでのやり方が通じず
何らかの形で問題として浮き彫りになる、という形です。
ちなみに前回の魚座土星時代は1993年5月22日から1996年4月7日ごろまで。
阪神淡路大震災、とある新興宗教の犯罪、洗脳問題、
災害においての医療など、魚座のジャンルにおいて過渡期でした。
当時流行った「洗脳」の解除のために心理学者がフル回転し、
関西地区において地震史に名を残す地震でてんやわんやと
抽象的な能力を活用したり、またそのことを悪用したり、といったことが目立った時代性でした。
山羊座冥王星時代から水瓶座冥王星時代へ

冥王星が20年の節目を迎えたことによって山羊座から水瓶座にサインチェンジした2023年3月。
水瓶座が示すのは「革命」「人道主義」「形而上学」「テクノロジー」など。
これまでは山羊座の時代で新たなビジネススタイル、あるいは国家主義の様相が色濃く、
新規国家の誕生を予想されていた山羊座冥王星時代。
そこから人道的、博愛主義、新たな友情の流れの色濃い水瓶座に変わったこと。
冥王星がいるサインの示す要素を極限までに変化変容させます。
となるとわかりやすいのはテクノロジーの流れでこれまで実現し得なかった技術の発展、
例えばガソリンに代わる燃料で稼働する自動車の普及などでしょうか。
水瓶座と言えば「革命」が付きまとうサインで、これまで当たり前と思っていたものの理不尽さに気付き
革命的な流れが加速し、人道的性質を持つ方向性へと、大きく時代を変える?
といったことがこの20年で考えられるわけです。
多大なる変化変容の可能性はいくつも考えられますが、
冥王星が水瓶座にいる以上は、水瓶座が指す事柄は
どのみち片道切符の変容は避けられない、ということです。
科学技術においても、過去の踏襲がそのままうまくいくことはないでしょう。
こちら前回の水瓶座冥王星時代というのは1778年〜1798年のこと、
つまりはフランス革命、アメリカ独立戦争という国の勢力図を変えるような一大事件が起きていた時代。
ここで作られた革新的な流れというのは、
支配されていた側が、理不尽なる為政者を打ち倒して
奴隷から解放され、自由への道を得ようとしたということ。
嘆かわしきかな、血で血を洗う争いは時を経て現代でも、世界のどこかで起きています。
この時代においては、戦いの終止符が求められます。
総括・サインが示す時代についていくための「準備」が求められる

土星と冥王星、周期の遅い2つの惑星が動いた2023年。
冥王星は特に時代性が大きく動くとされています。
ここからどのような時代になるかは、私たちに委ねられている部分があるのは事実。
時代はどのように描かれていくのか。
前時代のように、理不尽な為政に対抗する「奴隷」が反旗を翻すのか。
その兆候として、2023年末近くくらいから
日本ではいくつかの大企業の不正問題の告発がなされていて、まさに反旗を翻す流れが伺えますね。
それも1社ではない。
いずれにせよ、様々な形で時代の移り変わりを見せます。
土星、冥王星の位置するサインの示すことや
また土星、冥王星が示す事柄においては、発生の可能性としては十分。
新たな技術の発展についていくのか、あるいは天災に巻き込まれるのだろうか、
いずれにせよ時代についていくための「準備」は大事です。
自分の可能性を信じすぎる、拒否するわけでもない。
ただただ、来たるべく時に向けて準備すること。
公転周期の長い惑星がサインチェンジすると落ち着かないことも多々ありますが。
星に問われるのは「今までの自分の枠を超えられるか??」
周期の長い天体が次の星座に移り変わる影響において、
考えられることは多々あるも、問われることはただ一つです。
時代の波に乗って、今までの自分の枠を越えられるかどうか、です。
土星、冥王星とインパクトのある惑星が動いたということは
「試練」「破壊と再生」と言った形でチャンスを与えられています。
星のニーズをしっかりキャッチアップすることで
自分を刷新していく、ということが求められているのです。