アストロロジーにおけるリリスについて調べてみました。
いくつかリリスと呼ばれるポイントがあるようなのですが
1個1個まとめてみることにします。
広義的に「リリス」と呼ばれるのは「ブラックムーン」
それらしい界隈の単語で言うと「トゥルー」と言われる方かと。
これを機に、リリスについて整理してみましょう。
私の方でいくつか調べてみました。
もくじ
リリスとは
ネイタル読みであまり深く突っ込むことはないかもしれませんが
太陽や月など主要天体に深く絡んでいると
その影響を感じるかもしれません。
端的に言えば「その人の魅力になる点であるが、その人がフタをしてみてみぬふりをしようとしてるところ」
というところでしょうか。
魅力でもあり、課題でもある感受点。
それが小惑星であったり、あるいは月の遠地点であったり
複数の感受点が「リリス」と言われているようです。
①小惑星リリス
1927年に発見された、火星と木星の間に存在する小惑星に
「リリス」と呼ばれるものがあります。
フランスの作曲家であるリリ・ブーランジェにちなみ命名されたそうです。
公転周期が4.36年。
リリー・ブーランジェという人物は中性的な女性として知られていたそうです。
リリーは天才児として知られており、その天才性は2歳の時に明らかになっていて
作曲家として若い頃から台頭していました。
しかし気管支肺炎を2歳の頃に発症しており、腸結核(現在はクローン病とされる)を患い
24歳で若い命を落としたとされる人物です。
歳をとることなく若くしてその人生を終えたこと、母親になることのなかった女性。
そうした意味合いがこの小惑星リリスに込められたようです。
そういう経緯もあって「小惑星リリス」においては
原初の傷のないピュアなリリス、というふうにされているそうです。
Astrodienstでは「1181」が小惑星リリスのコード。
ソーラーファイヤーでは「Asteroid」から選択。
「母親になることがなかった」女性という意味でのリリスであることから
女性性に対しての苦手意識というのもここで示される?
純然たるピュアなリリスで、原始のリリスとも言われる小惑星リリス。
まだ傷のついていない、負の側面の片鱗もありながらも情熱的、
魅力のある部分、という感受点?
②ダークムーンリリス
ソーラーファイヤーでは「Extrapoint」においての「Dark Moon W `mats2」
がそれに当たります。
Astrodienstなどでは「h58」のコードで示される感受点。
月の軌道と地球の間に存在する、第二の月と言われる感受点。
このポイントを調べてみると、ダークムーンリリスがいうのは
自分の心の陰になる部分、過去生のトラウマや傷、心の闇たる衝動、
そういったものでしょうかね。
月の遠地点と言って、地球から最も遠ざかる月の軌道の場所が
いわゆるこれに当たると思いますが
リリスにおいてはこれを調べてみると「ミーン」「トゥルー」
この二種類の計算方法があるようです。
このダークムーンリリスについてはいわゆる「ミーン」の方ですかね。
ミーンというのは不規則になりがちな月の軌道を
平均化した遠地点、という感じのようです。
参考リンク
https://relavie0126.blog.fc2.com/blog-entry-1517.html
③ブラックムーンリリス
いわゆる一般的に「リリス」と言われてるのはこちらの方ですね。
Astrodienstなどでは「h13」のコードで示される感受点。
先述でいう「トゥルー」になるのかな。
トゥルーは不規則な月の動きにおいて、実際の月の遠地点。
地球から外れた月の軌道の遠地点の正確な値。
自分の触れられたくないところであるが、
それは本来の自分として輝くために必要な要素でもある、というところ。
いわゆるリリスが示す「みたくないけど、本来の魅力」
というのはここに当たる部分でないか。
だからこのリリスが指す面というのは
改善する前は「悪い意味」というところで浮き出てしまう可能性がある、ということ。
悪い意味として弾き出されたこの部分に向き合うことで
消化し、自らの強みへと変えていく。そのプロセスが大事になります。
総括
リリスというのは女性性的なシンボルであり
その人の魅力になりうる場所、というのがリリスが示すところ。
魅力になる前の部分でもあり、
輝かせる前に取らなければならないホコリの部分でもある、
そうした意味合いを示すリリスと呼ばれるものが
複数あるので解釈がややこしかったため、一度整理しました。