デーカンという同一サインの三等分について。
蠍座という関係性を深めた領域から、
射手座という外の自由な世界に飛び出して行きます。
これまでの世界に見当たらない価値観を探る射手座。
ここからは各元素の最後のサインになります。
その3区分を辿って行きます。
もくじ
デーカン

10度ずつ分割すると以下の通り。
1サインにつき30日ほど誕生日期間があるので
それを3分割した考え方です。
第一デーカン 太陽が0〜10度生まれの人(およそ11月22日〜12月1日生まれ)

射手座の性質が二重に働き、木星の影響がより強調されます。
大らかで鷹揚な精神性を持ち、自らの可能性を広げていきます。
理想が高いながらも現実をしっかり見据えることができ、現状と理想を俯瞰してみます。
これと決めたことに関しての行動速度は目を見張るものがあります。
その場その場で臨機応変に対処できるスキルや、多才な才能を持ち
多くのことを自力で成し遂げることができて優秀で重宝されるでしょう。
木星の悪い部分が出ると、何においても性急で先走り過ぎた故の失策も生まれる。
他者に求めるものが多かったり、おおらかが故の無責任な有様が目につくことも。
物事を中途半端で投げ出しかねないこと。
第二デーカン 太陽が11〜20度生まれの人(およそ12月2日〜12月11日生まれ)

射手座の性質に加え牡羊座の性質が加えられ、火星の性質が加わってきます。
哲学をもたらす精神性と周囲を牽引する力に優れます。
木星の高尚な精神性、理想主義に火星の積極性、開拓精神が加算され
意志が強く熱意に溢れる人柄になります。
積極性溢れ新境地を開拓する勇気、決断実行力に優れ、感情的にも様々な情緒を見せます。
柔軟性と抵抗力に優れ、一か八か、というところに打って出やすいところがあるが、
成功者となりうる気質があると言えるでしょう。
火星の悪い部分が出ると、衝動的な行動が仇となってしまいやすい。
思い余った行動、激しい感情をコントロールできず、
些細なことにすらエネルギーを浪費してしまうこと。
第三デーカン 太陽が21〜30度生まれの人(およそ12月12日〜12月21日生まれ)

射手座の性質に加え獅子座の性質が加えられ、太陽の性質が加わってきます。
広い世界を探求したことが、多くの人の光の標となるでしょう。
木星の拡大力、正義、高尚な精神に太陽の明るさ、標となる能力が加算。
高い理想を見据え、大望を抱き、偉業を成そうとするでしょう。
社会における秩序をよく理解し、善政を敷いて行きます。
自らが目指す成功のために成功者の哲学、文学などを好むでしょう。
太陽の悪い部分が出ると、政治的にワンマン的になってしまい、
他の意見を受け入れない強情さが生まれてしまうこと。
懐の深さがなくなり、弱者の願いを無視する流れを作ってしまいがち。
